Nov 4, 2014

3度目のヴィパッサナ瞑想を終えて・・・

こんばんわっ!
今年、3度目のヴィパッサナ瞑想から帰って参りました☆
ヴィパッサナ瞑想とは←こちらをクリック☆

※あくまでも、私のヴィパッサナ瞑想体験談なので、
近々ヴィパッサナ瞑想のコースへ参加する方などは、
『先入観』など持たないようにお願いします。

今回は前回同様に10日間コースの奉仕者としての参加でした。
でもでも・・・今回も色々ありまして、Day3でわたくし倒れました(苦笑)

早朝、いつものようにキッチンに入って朝食の用意をしていると
胃がキリキリ・・・ムカムカ・・・。
『痛い!!!』
奉仕者の仲間が『休んだ方がいいよ!横になった方がいいよ!』って
言ってくれたので、朝食の準備のキリのいいところで部屋に帰って横になりました。
それから朝食も食べずに少し眠って朝8時。
グループ瞑想後もどうも胃痛が治まってなくて、もうちょっと横に
ならせてもらったが最後、起き上がれなくなりました。

この日の最後のグループ瞑想のみ参加して、
AT(アシスタント・ティーチャー)の指示により、このままDay4から
古い生徒として瞑想に参加することになりました。

なんかショックでした。ATとは面接をして決めるものやと思ってたので、
お話しもしていない状態での「生徒になりなさい」の指示は、
『キッチンからの追放』のような気がして、すごくショックでした。

1度でもヴィパッサナ瞑想を経験したことがある人は分かるように、
100%絶対と言えるほどに、ATがマイナスな意向での判断・指示はあり得ません。
分かってるのに、「奉仕者として役に立てなかった。追放された」
ってゆう思いがどうしても拭えませんでした・・・。
サンカーラの到来なんですけどね。。。

Day4、静かに自分の内を見つめました。
ただただ、ATの指示に間違いはないと、今の自分にはこの思いを
浄化させる必要があるんやから、今は瞑想するトキやと。
思えば思うほど全く集中できず、どうしても「奉仕者から瞑想者」の自分の立場が
受け入れられず、Day4の昼食、Day5の朝食と食堂に行って食事をとれませんでした。
Day0でキッチン奉仕者は皆、生徒さんに自己紹介をするんです。
だから顔が割れてるし、急に食堂で生徒さんに混ざって食事をすることに
すごく後ろめたいというか・・・すごい複雑な気分で、食事を抜きました。
でもお腹がすくと、思考回路もますますおかしなことになって、
どんどん、どんどん落ち込んで行って、Day5の夜、
ついに『帰らせて下さい』と、まずはコースマネージャーに打ち明けてしまった。
当然ATとの面談が必要になるので、翌日のお昼の面談でATとお話して
帰る気マンマンでした。荷造りも終えたし、あとは車に乗って帰るだけ。

この時の思いは、どうしても自分の中途半端なポジションが納得行かなかったんです。
無意味やと、それしか思えなかったのです。
奉仕者として役に立てなかった上に、生徒さんの邪魔にもなってる気がしました。
ちょーーーーネガティブオーラをガンガンに放ってましたので(笑)

Day6のお昼。ついにATとの面談。

『帰らせて下さい。瞑想者なら瞑想者として、ちゃんとDay0から出たい』
『奉仕者なら奉仕者として、最初から最後までちゃんとやり遂げたい』
この2点がこの時の私の言い分(言い訳?)でした。
ヴィパッサナ瞑想をしたことがある人はATの回答も想像できますよね。
『帰ることは簡単です。でも今途中で帰ることは懸命ではありません。
サンカーラを受け入れてアニッチャできるまで、最後まで頑張ってみませんか?』
『YES』とは言えませんでした。
『では、明日また面談しましょう。今日だけ瞑想してみて下さい』
とのATの言葉に、「分かりました」と答えて、外の空気を吸いに出ました。

そうしたら『帰りたい』という思いだけ無くなって、部屋に戻って
荷造りした荷物から、着る予定もない服も全部部屋に吊るしました。
完全に自分の空間にして、少し心が楽になりました。
『よーっし!最後まで頑張ろう!』とは全く思いませんでした。
ただ、「ここに居る」ってゆうだけで、その後も何度も何度も苦しかったです。

今回は超ラッキーなことに、1人部屋を与えられました。
古い生徒で次回参加したとしても、1人部屋はないやろうなぁ。
最高に快適で、最高に苦しい瞑想でした。

Day7の朝、『今帰るなんて馬鹿気てる』と思い、
Day8の昼のグループ瞑想では、
『Let it go』と頭の中で響きました。
あるがまま、という意味ではありません。
『もうとにかく、全ての思いを取っ払おう!!』そんな感じです。
それから少し楽になって食欲も出て、思いっきり食事も楽しんで、
思いっきりノビノビしました。
徹底的に『自分に優しく』しました。
しんどい時はしんどいを受け入れて。

こんな風にしてDay10を迎え、聖なる沈黙は終りました。
でも、最初の思いの「ちゃんと生徒じゃないしな・・・」みたいな思いがまだあって、
なんか変な感じで、部屋で眠りました(笑)
でも、数名の新しい生徒さんたちとお話しができて、心が楽になりました。

Day11、コースが終了しました。
お掃除の時間、やっと最後の奉仕ができる時がやってきて、
Day3まで一緒にキッチンに入った仲間や、コースマネージャーとも話をして、
今回の私のヴィパッサナ瞑想は終りました。

あれだけ帰りたいと思って、帰ることだけを目標にしたDay5。
結局センターを出たのはコースが終ってから4時間後(笑)
帰るのが名残惜しかったり(笑)


色々あったヴィパッサナ瞑想3回目。
実は11/26~の10日間コースも奉仕者としてエントリーしてたけれど、
こちらはキャンセルしました。
私にとって『寒さ』はホンマに天敵なので、暖かくなってor暖かい国で
奉仕者は少し先延ばしにして、まずはちゃんと10日間コースを座ろうと思います。

で、何が変わったの?って、何も大きくは変わってません。
そんなもんじゃないんかなぁ?と思う。

めっちゃ苦しくて険しい道のりに思ってしまう、
仏陀の説くこの『道』は、果てしなく遠いです。
もうヴィパッサナ瞑想なんて無意味やと、止めようと思ったDay5。
今は、実り多い豊かな時間やったなぁと思うし、また、
あの時帰っていても、それはそれで正解やったような、
そんな思いでいます。

次回はいつでしょうか。


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